オートアイドルシステムとは…エンジンをかけっぱなしで、なにも操作をしていない時に自動でエンジン回転数をアイドリング状態まで落としてくれる機能です。
目的
燃費の向上や騒音の削減などの効果があり、近年の環境意識向上や排ガス規制に対応した機能となっています。
仕組み
基本的な仕組みは次の通りです:
- センサー:アクセルポジション、エンジン回転数、パイロット圧力などのデータをモニタリングするセンサーが取り付けられ、実際の操作量(アクセルの回し具合)とエンジンの回転数を感知します。
- ロジック制御:センサーが収集したデータは、内蔵のCPUなどに送信されます。CPUはプログラムされたアルゴリズムに従ってデータを分析し、機械の状態を評価します。
- アイドルへの切り替え:CPUは、機械が作業中でないと判断する条件(例:一定時間の無操作、低負荷状態など)を満たした場合、エンジンの回転数を下げてアイドル状態に切り替えます。
CPU「あれ?今操作していないけど、エンジンがフル回転だぞ!?回転数落とさなきゃ~」
これにより、エンジンの負荷が軽減され、燃料の無駄を減少させます。 - リセット条件:作業が再開されたり、操作者がアクセルを踏んだりすると、制御ユニットはアイドルモードを解除し、機械を通常の作業モードに切り替えます。
以下の部品から構成されていることが多いです。
・オートアイドル用制御スイッチ:オートアイドルモードに切り替えるスイッチ
・アクセル位置センサー:アクセルの回し具合を感知
・パイロット圧力センサー:パイロット圧力…油圧の制御(※弁の開閉など)を担う圧力
・CPU:もろもろの計算(テキトーでごめんなさい)
・ガバナセンサー、エンジン回転数センサー:エンジンの状態を伝えるセンサー類
・電子ワイヤーハーネス:センサーから制御ユニット、アクチュエーターへのデータ伝送を担当
終わり
ド定番の機能ですね。誰かの参考なればうれしいです。では。
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